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help リーダーに追加 RSS 師の死

<<   作成日時 : 2006/06/13 16:09   >>

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40年も生きてきて、「師」と呼ぶべき人は意外に少ない。
実質「師」であっても、自分がその人を「師」と呼びたいかどうか、が大きいから。

でも今日、本当に大きな大きな「師」であった方が亡くなった。
ニュースになるより早く(多分)、某オケの友人がメールで知らせてくれた。

音楽界にとてつもなく巨大な穴が空いてしまった。
私の、心にも。

具体的に指揮法を学んだわけでもなく、何かを“教えて”くれる「師」ではなかった。
ただ、チャンスをたくさんくれた。
そのおかげで私の活動の幅も飛躍的に広がり、
お会いするたびに、何かを“学びとらせて”もらった。

頂いたたくさんの音楽的・精神的な宝は、今も間違いなく大切な宝。
きっと彼からその宝を受け取った人全員が、同様に大切にしているはず。

音楽界では、かなり独自の道を歩んだ人だった。
受け継ぐ人はいるのだろうか。
ああいう活動を、代わってやろうという人はいるのだろうか。

難病や怪我による手術の繰り返しで、自らを「サイボーグ」を呼んでいた。
実際に右手を骨折された際、急に呼び出されて本番のアシストをしたこともある。
もう、何年前のことだろう…

恩恵を受けただけ、たくさんのものをもらっただけ、
で、
何の恩返しも出来ないままだった。
親孝行しないままに、親を亡くしたような感じ。

ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

結婚したことを知らせた時、そのハガキが届いたと思われるその日に、
電話を下さった。
とてもお元気そうな声だった。

金沢で一緒に仕事をさせて頂いた後、雷鳥で京都に戻る車中、
メルボルンで大怪我をした時の話を聞かせてもらいながら、
ます寿司を食べた。
二人で食べきれる量ではなかったことを、覚えている。

ありがとうございました。
葬儀は親族だけとのことなので、お別れの会に必ず行きます。

合掌。

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